エコノミークラス症候群とは、正式な病名を「肺塞栓症」あるいは「肺血栓塞栓症」といいます。その予防法を解説する前に、まずはどのような病気が理解しておきましょう。最初はその症状です。

エコノミークラス症候群は、重度か軽度かによって大きく症状が異なります。まず、重度の場合、以下の三つが主な症状にとなります。

・呼吸困難
・動悸
・胸の痛み

これは肺にある動脈がつまるために引き起こされます。運悪く大きな動脈がつまると、そのまま心停止を起こし、死亡することもある怖い症状です。

軽度の場合、足のむくみが表れます。こうやって文字にすると、とても些細なことのように思えますが、そんなことはありません。少しでも症状が出ているということは、そこにちょっとした不幸が加われば大きな動脈がつまっても不思議ではないのです。

ですから、もしフライト中にむくみを感じたら、「搭乗の際の予防法」にあるような方法で予防に努めてください。片足のひざの裏に痛みを感じたら、それは危険信号です。

また、症状が出るのは機内とは限りません。飛行機を降りた空港はもちろん、旅行後4週間は発症する可能性があります。その期間中は、意識してむくみに注意し、もし不安を感じたらすぐに医師に相談しましょう。

ちなみに、治療法ですが血液のかたまりを溶かす薬を投与するのが一般的です。重症の場合は外科的手術で血栓を取り出すこともあります。

友人の場合はそれほど重い症状ではなかったので、薬で治療しました。海外の医療機関を信用していないわけではないのですが、言葉も通じないなかでの手術となるとなんとなく不安ですよね。そうならなくて本当に良かったと思います。



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